Cameraと散歩

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変見自在

180716 日本人の佇まい

変見自在 高山正之 日本人の佇まい その国の名を聞くといろいろな思いが浮かぶ。 例えばロシアだと昔は松前藩藩士の目を潰した野蛮人という印象だったが、最近はザゴルスクのマトリョーシカ博物館を思い出す。 ロシア人はあれで律儀な一面があって、マトリョ…

170715 日曜は寝ていろ

変見自在 高山正之 日曜は寝ていろ 「朝日を読んでいる」と言うと大方は顔を顰めるか、どう答えていいものか戸惑いを見せる。 大丈夫、仕事でやむを得ず読んでいるだけと釈明すると、なんだ、まともな人なんだと安堵してくれる。 実際、あの新聞は体に良くな…

180706 小皇帝切開

変見自在 高山正之 小皇帝切開 もう半世紀も前、羽田の記者クラブにいたころ、日航、全日空の古参機長から昔話を随分聞いた。 日航には真珠湾攻撃に参加した藤田怡与蔵いよぞうがいた。 真珠湾の帰途、追いかけてきた米軍機を撃墜し、さらにミッドウェー海戦…

180605 惇郎の躊躇い

変見自在 高山正之 惇郎の躊躇ためらい サイゴンが落ちたとき「米軍が北爆を始めて10年。長い戦争だった」と深代惇郎の天声人語にある。 続けて「ベトナム人同士で戦わせるため2年間、戦争を長引かせた」とも書いている。 まるで米国に悪意があったみたいに…

180410 ISのお返し

変見自在 高山正之 ISのお返し パリのテロのあと、米市民から粋なエールがあったと朝日新聞論説主幹大野博人が嬉しそうに日曜コラムに書いていた。 エールに曰く。 「フランスはイスラム狂信者が憎むものをすべてをもつ。ワインを飲み、短いスカートをはいて…

171124 真珠湾の2人

変見自在 高山正之 真珠湾の2人 パンアメリカン航空の機長ハリー・ターナーは、その日午後娘のピアノ発表会があるので「少し遅れる」と会社に連絡した。 彼がその日に飛ばすのは、4発水上艇チャイナクリッパーだ。 サンフランシスコ湾のトレジャーアイラン…

171104 スイス人の行い

変見自在 高山正之 スイス人の行い ケント・ギルバートが何かの会で日本の代表的英字紙ジャパン・タイムズについて「あれはアンチジャパン・タイムズだから」と言っていた。 その通りで、この新聞は安倍晋三が嫌いで慰安婦と反原発が大好き。 それで紙面を埋…

170906 傾国のスーチー

変見自在 高山正之 傾国のスーチー 「英領ビルマに侵攻した日本軍はやがてビルマを独立させたが、それは偽物の意味を込めた『金めっきの独立』と呼ばれた。日本軍は国軍・警察の指揮権を握ったままだったのだ」と先日の朝日新聞にあった。 ミャンマーの歴史…

170828 日経商法

変見自在 高山正之 日経商法 弘法大使が高野山に密教道場を開いてから今年が1200年目に当たる。 一日、南海電車からケーブルカーに乗り換え、伽藍を巡り、奥の院を訪ねた。 細道の両側には戦国の英雄たちの墓標が並んで、さながら講談本の世界だった。 その…

170722 難民だらけ日本

変見自在 高山正之 難民だらけ日本 テレ朝に出ていた元共同通信記者青木理が「難民に冷淡なエセ積極的平和主義」という一文をどこかのオピニオン誌に載せた。 欧米諸国は曲がりなりにも人道主義に沿って中東からの難民を受け入れているではないか。 「翻って…

170718 支那の新聞か

変見自在 高山正之 支那の新聞か サミュエル・ハンティントンは『文明の衝突』の中で、キリスト教文化圏とかイスラム圏とか世界をいくつかの文化圏に分けていって、初めて日本を独立した文化圏と認めた。 正確にいうと「独立」というより「他の社会と共通の…

170531 安倍談話

変見自在 高山正之 安倍談話 戦後70年に出された安倍談話は実に奥が深いという人が多い。 例えば締めの「我が国は自由、民主主義、人権といった基本的価値を共有する国々と手を携えていく」というくだり。 これはどう読んでも人権など糞くらえ、チベット、ウ…

170516 長崎の意味

変見自在 高山正之 長崎の意味 ヒットラーはチェコを併合するとすぐボヘミアのウラン鉱山を押さえ、閃せんウラン鉱の輸出を禁じた。 それは彼がウラン型核爆弾の製造に乗り出したことを仄めかしていた。 ユダヤ系の核物理学者レオ・シラードはアインシュタイ…

170504 押し付け責任

変見自在 高山正之 押し付け責任 少し前の朝日新聞に「押し付け憲法は真実ではない」と題した投書が載った。 「戦後、右から左まで新憲法をめぐり国民的な議論が沸騰した」「政府はGHQと共同で天皇制と民主化を模索し、議会も審議を尽くしたのが今の憲法なの…

170405 百年前の世界

変見自在 高山正之 百年前の世界 アルゼンチンの観戦武官ドメク・ガルシアは装甲巡洋艦「日進」に乗ってロシア艦隊が日本海に没していくのを目撃している。 彼の観戦記には戦いを前に甲板を洗い、自身も沐浴し、清潔な着衣に改める日本人の戦争のマナーが驚…

170321 韓国人翁長

変見自在 高山正之 韓国人翁長 支那を囲む国々は気が向くと長城を越えて支那を蹂躙しにいった。 匈奴は漢を脅して食糧を貢がせ、ついでに四大美女の一人、王昭君を得た。 鮮卑は中原を制して唐王朝を建てた。 吐蕃はその唐の都、長安を攻め落として荒らした…

170315 戻ってきた日本人

変見自在 高山正之 戻ってきた日本人 日本人は、戦争とは勝ち負けが決まった時に終わると思っていた。 だから日露戦争では負けを認めたステッセルを乃木がねぎらった。 彼が軍法会議で死刑宣告を受けると乃木はニコライ2世に助命嘆願して彼を助けた。 その乃…

170215 再びのカムラン湾

変見自在 高山正之 再びのカムラン湾 ソ連の崩壊中、そのソ連が租借していたベトナムのカムラン湾を覗きにいったことがある。 立ち入りも写真も厳禁の軍事基地は入り口に歩哨もいなかった。 「お邪魔します」とか言って湾を望む埠頭まで車で入り込んだ。 湾…

170126 35%の学者

変見自在 高山正之 35%の学者 朝日新聞子飼いの憲法学者、長谷部恭男が国会で安保法制を「違憲」と言った。 対して「いや合憲だ」と自民党議員が言い返した。 朝日の論説主幹、大野某がそれに絡んで「興味深いデータ」を先日の1面コラムで紹介していた。 そ…

170104 不都合な権威

変見自在 高山正之 不都合な権威 昭和24年、弘前大教授夫人が深夜、自宅で就寝中に殺害された。 東大法医学教室の古畑種基は容疑者の一人那須隆のシャツについていた小さなシミを鑑定し、それが被害者の血と断定した。 並みの分析では人血かどうかも分からな…

161222 嵌り役日本

変見自在 高山正之 嵌はまり役日本 良さそうに見えた割り込みを打ったら、大竹九段がそれはダメだねと言って20手先まで打って「ほらね」。 世の中には先の先まで読めるヒトがいる。 国と国が織りなす歴史を見ても、先の先を読んで手を打つ国もあれば、ただ嵌…

161127 恥ずかしいドイツ

変見自在 高山正之 恥ずかしいドイツ ドイツ人が「次はイタ公抜きでやろうぜ」といった理由の一つは、イタリア軍があまりにも弱かったことが挙げられる。 先の大戦でもムッソリーニは鎧袖がいしゅう一触とか大風呂敷を広げてギリシャに侵攻したが、逆にギリ…

161011 口先文明

変見自在 高山正之 口先文明 アフリカの民はより良い生活環境を求め、例えばマリの民は旧宗主国のフランスに移り住んでいく。 マリの民には女の子が初潮を迎えると、小陰唇と陰核を切除して大陰唇を縫い合わせる割礼儀式がある。 パリでそれをやって親が警察…

160914 マニラの10万人

変見自在 高山正之 マニラの10万人 吉田清治は「済州島に行って警官に下知し、家々から若い女を引きずり出してトラックに積み込んだ。同行の軍人は幌の中に入って女を漁った」と言った。 「女たちは戦場で性の奴隷にされ、恐らく生きて帰った者はいないでし…

160905 ハリーは災難

変見自在 高山正之 ハリーは災難 日本の大学で教鞭をとる米歴史学者ハリー・レイが「原爆投下は当然」と主張する本を出した。 学者というから余程しっかりした資料を示すのかと思ったら大違い。 「日本軍は南京で43万人を殺した」とか支那人もびっくりの数字…

160828 この国民性を見よ

変見自在 高山正之 この国民性を見よ 支那で初めて電気の灯が点ったのは北京郊外頤和園いわえんの西太后の寝室だった。 アイヤーとか感激した西太后は点したドイツ人に電気事業の一切を授けた。 ドイツ人が今でも支那で大きな顔をし、メルケルが大事にされる…

160819 韓国艦も物ならず

変見自在 高山正之 韓国艦も物ならず ペリーは日本にきたとき「意に背けば江戸を焼き払う。降参したいときはこれを使え」と2旒りゅうの白旗を置いていった。 藤岡信勝がこのエピソードを『教科書が教えない歴史』で紹介すると東大教授の宮地正人らが「米国人…

160801 色によりけり

変見自在 高山正之 色によりけり 交換留学生の服部君はその夜、ホームステイ先の高校生ウェブ君の車でパーティ会場に向かった。 多分、ここだと一軒の郊外住宅の前でウェブが車を停め、服部君が飛んで行ってドアをノックした。 応答がなかった。 カーポート…

160726 外電は神様?

変見自在 高山正之 外電は神様? 深夜、ドアのノックで起こされた。 船員が救命具を投げ、避難を促した。 甲板に出ると別の船員が最下等船室の支那人は上がってくるなと言った。 二等船室の日本人だと告げ、何が起きたのか聞いたが返事はなかった。 しかし救…

160719 杉浦信之の愚

変見自在 高山正之 杉浦信之の愚 今は死語となったユーゴスラビアは「南のスラブ」ほどの意味を持つ。 その言葉が示すようにここはロシア人などと同種のスラブ人の国だった。 それが「二つの文字」を使い「四つの言葉」を語り「六つの共和国」に分かれて辛辣…