Cameraと散歩

since '140125

170321 韓国人翁長

DSCF2443
変見自在 高山正之

  韓国人翁長


支那を囲む国々は気が向くと長城を越えて支那を蹂躙しにいった。

匈奴は漢を脅して食糧を貢がせ、ついでに四大美女の一人、王昭君を得た。
鮮卑は中原を制して唐王朝を建てた。
吐蕃はその唐の都、長安を攻め落として荒らした。
モンゴルがきて、暫く後に満州族もきて支那人を奴隷支配した。

支那人に言わせれば日本も彼らを文化的に支配したらしい。
彼らの憲法に遣う言葉の75%は日本がつくったものだ。



DSCF2444
そういう周辺の「四夷八蛮」がそれぞれに支那を支配した経験を持つのに、一番近い「我が朝鮮だけは中原を支配できなかった。なんと情けない国か」と儒学者の林白湖は嘆く。
理由はある。
朝鮮が歴史に顔を出した途端、日本や支那に支配され続けた。


並みの国は戦争して奴隷を得るが、朝鮮は勝ったためしがないから自国民を奴隷にした。
結果、世にも不思議な「自給自足的奴隷国家ができた」(黄文雄)。
奴隷は人口の40%を占める。
女も似たような境遇で、日帝支配まで名も与えられず、男児を産むと両の乳房を露出する奇習に生きた。



DSCF2446
資源も人材もない「見捨てられた国」の評はあまり良くなかった。
「民は無能で見栄っ張りで、努力を嫌う」(ゴンチャロフ)から、山野は荒れるに任せ、この国をさらに貧しくした。
「自らを改革する能力に欠けて」(イザベラ・バード)いるくせに気位だけは高く、妬みは強い。

格下の日本から独立を促されると支那に擦り寄って日清戦争の原因を作った。

日本が勝って、朝鮮を独立させると今度はロシアを呼び込んだ。
この国の生来の腰巾着根性が地域の不安定化を促し続けた。

それで日本はロシアとも戦う羽目に陥った。



DSCF2451
セオドア・ルーズベルトは太平洋を挟んだ日本について、「脅威を感じる」とアルフレッド・マハンに書き送っている。
その日本が日本海海戦でロシアに大勝するのを見た彼は1週間後に日露の講話を仕切ると言い出した。


彼は「脅威の日本」がこれ以上強くならないようロシアから一銭の賠償金も寸土の割譲もないポーツマス条約を押し付けた。
彼は『朝鮮を日本に押し付ける」(C・ショー『朝鮮独立を破壊した外圧』)ことも思いついた。

荷厄な国を背負い込ませれば日本は困惑し、疲弊するだろう。
事実もその通りになった。

国家予算の2割をつぎ込んで近代化してやったのに感謝するどころか、逆に「千年の恨み」を口にし、今も日本人の神経を逆なでし続ける。



DSCF2452
沖縄は朝鮮に似る。
琉球王朝北朝鮮と同じで、共産主義独裁を敷き、民を苦しめ、農地を荒廃させた。
見かねた島津藩が悪政を廃し、民は喜んだ。

明治維新後、鍋島公が県知事で赴任すると、琉球王は清に救援を乞い、英国にも直訴した。
ハーグ万国平和会議に直訴した李氏朝鮮と同じことを30年前にやっていた。



DSCF2455
先の戦争で米軍は沖縄を太平洋戦略拠点として総力を挙げて占領した。
アマーコストはその重要性を「宝石」に譬えた。

日本は懸命に守った。
特攻を繰り出し、戦艦大和も出した。
それを「捨石にされた」と恨み言を言う。

被害者意識は朝鮮の言う「七奪」より酷い。



DSCF2458
第3代の沖縄高等弁務官ポール・キャラウェーは沖縄を「日本も羨む高所得地域にする」と金融を支援し、医療環境も改善した。

しかし融資先は銀行の身内や顔役だけ。
いい医薬品は本土にみな横流しした。

米国の善意は特権と腐敗しか生み出さなかった。



DSCF2459
無能で見栄っ張りで努力もしない。
そのくせ口では自治拡大を叫ぶ。
キャラウェーは切れて「沖縄の自治など神話だ」と言った。



DSCF2461
気付けば日本は五輪を開くほど復活していた。
「驚異の再来」を見た米国はふとルーズベルトを思い出した。
そうだ。
荷厄介は日本に押し付けよう。
日本は困惑し、疲弊するだろう。

翁長は朴槿恵に似て、期待によく応えている。


’15.8.13・20の週刊新潮より