Cameraと散歩

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170404 教育勅語

170404卓上四季01


2017/04/04の北海道新聞「卓上四季」に教育勅語について書いてあった。

中段に、
勅語に親孝行や夫婦円満などの徳目が盛りこまれているが、そもそも明治政府が天皇制を守るために国民に授けた教えだ。
「万一危急の大事が起こったならば・・・一身を捧げて皇室国家のためにつくせ」(旧文部省の通釈)とあり、軍国主義に利用された。
と、している。

勅語」とは、天皇の意思表示の言葉(新明解国語辞典)とされ、さらに広辞苑では、明治憲法下で天皇が大権に基づき機関の参与をまたず、親しく臣民に対して発表せられた意思表示、としている。

さらに、「危急」とは、生死にかかわるような非常に危険な事態が間近に迫っていること、「大事」は、根本にかかわる重要な事態であり、危機が迫り、このまま生き残るか滅びるかという重大な分かれ目が起こった時は、国家の存立のために一致団結してつくせ、ということだろう。

ので、明治政府が天皇制を守るために国民に授けたとするのは、卓上四季氏の従来のものとは違う新しい解釈である。