Cameraと散歩

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140129 失望

 X-E2 XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS f/4.0 55.0 mm ISO200 1/140sec


 ’13/12/26 安倍晋三首相が靖国神社に参拝したことを、アメリカが「失望」したと表明したと新聞が報じた。
その後、新聞もTVも「失望」と報道しているが次のような記事があった。


’14/1/12付msn産経ニュースの上田和男氏の記事
米大使館のコメントは「Disappoint」(外交用語としては「心外」と訳すべきで、無関与を言外に秘めた用語です)と書かれており、もっと強い意味を持つ「Regret」(遺憾)とか、「Concern」(懸念)といった、抗議と関与を秘めた用語を使わなかったので、事実上は中立的発言ととらえるべきです。
 実際上、経済面で、また大量に国債を買ってもらっている中国に気を使った発言ながら、言外に日本に対しては、一番軽い表現で逃げているわけで、これを「失望」と訳して、大騒ぎしたのは、日本のマスコミ界の、英語能力不足と、あるいは意図的な“自虐指向”の仕業だと考えます(ちなみに、ワシントンからも、同じ“心外”の用語しか出ていません。
 マスコミは外交問題と騒いでますが、目下世界に200カ国ある中の2カ国だけが大騒ぎし、ほかにせいぜい2、3カ国が、やや非難めいた声明を出しただけです。
 安倍首相の発言(平和を祈念してきた)を評価した十数カの国のことは無視し、さらに何ら声を発しなかった180カ国を度外視して、一体何が“外交問題”なのか、理解に苦しみます。

 ーと、機械的な翻訳をもって記事にした日本のマスコミの取材力を嘆いています。