Cameraと散歩

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150829 「安保法案」子どもも考えて 1-2

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’15/08/29 道新こども新聞 週刊まなぶん の記事

「安保法案」子どもも考えて 1-2
大学の先生の文章 わかりやすく書き直し


「日本の平和を守るため」という理由で政府がつくった法律の案について、国会で話し合いが進んでいます。
しかし大学の先生など多くの人が「逆に日本が外国の戦争にまきこまれる心配がある」と、この案に反対しています。
その理由や思いを子ども向けにわかりやすく書き、インターネット上で発表もしています。
将来もし戦争になったら、戦場に行くのは今の子どもたちの世代。
みんなに自分の問題として考えてほしいという願いをこめています。  (関口祐二)


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政府がつくったのは、「安全保障関連法案」。
日本と仲のいい国がこうげきされた時、いっしょになってはんげきすることなどを盛りこんでいます。
この法案に反対する文章は、京都大学の先生たちでつくる「自由と平和のための京大有志の会」が7月に発表しました。
この時は、旭川生まれの京大准教授、藤原辰史さん(38)が大人向けに書きました。
「戦争は、兵士だけでなく、老人や子どもにも災いをもたらす」などとつづっています。
この文章を読んだ埼玉県の予備校の先生、山岡信幸さん(51)が、子ども向けに書き直したのが「わたしの『やめて』」です。
大人からも「感動した」「分かりやすい」という声がたくさん寄せられています。
山岡さんには3、5、8歳の3人の子どもがいて、「息子やむすめに読んでもらえるよう、工夫した」と言います。
たとえば大人向けには「学問は、戦争の武器ではない」と書かれた文章は、「がっこうで まなぶのは ひとごろしの どうぐを つくるためじゃない」と直しました。
そして、「まちがっていると思うこと、おかしいと感じることに、きちんと自分の言葉で『やめて』と言える子どもたちが増えてほしい。戦争だけではなく、いじめに対しても同じです」とも話しています。


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