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150919 不戦の歩み 転換 安保法成立

P5070136
’15/09/19の北海道新聞朝刊記事

不戦の歩み 転換 安保法成立
集団的自衛権 行使可能に

歴代政権が禁じてきた集団的自衛権の行使を可能にする安全保障関連法案は19日未明に参院本会議で採択され、自民、公明両党などの賛成多数で可決・成立する。
廃案を訴える民主党など野党は内閣不信任決議案などを相次ぎ提出して抵抗したが、与党などはいずれも否決した。



P5070135 2面3面両開きの見出しは

増す疑念置き去り 崩れる9条の理念

武力行使 裁量広く 日米の軍事一体化加速
歯止めない恐れ 弾薬提供も解禁 戦闘に発展懸念

自衛隊、海外活動拡大さらに



P5070134
安保法成立 「不戦」どこへ 転換 平和ニッポン
首相、民意に背向けたまま
関心そらす狙い 3野党取り込み 違憲論切り捨て


の、見出し。

P5070133
社説では「国のかたち」の信を問え とし、

安全保障関連法は単に防衛政策の変更にとどまるものではない。
憲法の平和主義に基づき、国際協調を基本とした戦後日本の「国のかたち」を大きく変えてしまう危険性をはらむ。
おびただしい犠牲者を出した先の大戦への反省に基づき、日本は相手から武力攻撃を受けたとき、初めて防衛力を行使する専守防衛を安保政策の柱に据えてきた。
関連法は日本への直接の攻撃なくても、海外での武力行使を認める。
安倍晋三首相は「専守防衛は変わらない」と言うが、詭弁きべんにしか聞こえない。
「戦争しない国」から「戦争できる国」へ。
安倍政権はこの大転換を、長年定着してきた憲法解釈をねじ曲げ、国民の合意を得ないまま数の力で推し進めてきた。
首相が「国のかたち」を変えようというのなら、いまここで信を問うベきである。(以下略)


としている。