Cameraと散歩

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160224 NHK籾井会長 障害者差別発言 衆院委で、後に撤回

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‘16/02/24の新聞記事から

NHK籾井会長 障害者差別発言 衆院委で、後に撤回

NHK籾井勝人会長が23日の衆院総務委員会で、聴覚障害者に対する差別用語を使い、発言を撤回する場面があった。

籾井会長は、自身が主導し、後に断念したNHKのグループ会社による共同土地購入計画について質問を受け「こういう大問題をみんなに対して私が『つんぼ桟敷』において進めるということはない」などと述べた。

出席者らから指摘を受け、籾井会長は「不適切な発言があり、ご迷惑をお掛けしました。心からおわび申し上げます」と発言を撤回した。


―との、囲み記事があった。



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広辞苑 第1版 新村 出編 岩波書店
つんぼ桟敷
 ①劇場の後方の正面海上の桟敷。3階・4階などで役者のせりふがよく聞こえない観客席。②転じて、いろいろな事情を知らされない、重要でない地位。
つんぼ ①耳の聞こえぬこと。またその人。②感覚を失うこと。③煙管にやにが付いて通らないこと。

集英社 国語辞典 第1版】
つんぼ桟敷
 関係者でありながら事情をよく知らされない状態・立場 ▷もと、劇場で、舞台から遠いためにせりふのよく聞こえない客席の意。
つんぼ 耳が聞こえないこと。また、その人。

【新明解 国語辞典 第7版 三省堂
つんぼ桟敷
 ①〔芝居で〕舞台に遠く、せりふのよく聞こえない桟敷。②重要な事情を知らされない、疎外された状態。 つんぼ 耳が聞こえないこと(人)。〔侮蔑を含意して用いられることがある〕


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などとあるが、新聞記事はどういうことを伝えたかったのだろうか。
籾井会長が耳が聞こえない人を侮蔑したのか、そうではなく、籾井会長が「つんぼ」という言葉を使ったことを議員が指摘としたことが問題だと思ったのか。
差別用語
聾が差別用語なら、盲、唖、びっこ、どもり、禿も差別用語で使えないのだろうか。
「盲蛇に怖じず」「盲千人目明き千人」 などの言葉もあるが、これも使えなくなるのだろうか。


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