PENTAX K-S2にDA16-85mmF3.5-5.6EDDCWRを付けて撮影しだしてから1年あまりが経過した。
その間、2度DA16-85mmF3.5-5.6ED DC WRのAF機構に不具合があり、最初は調整で2回目は部品交換だった。
そんなこともあり、ピントが合わないコマが量産されるとまた故障かと気持ちが萎えてしまう。
素人ながらも原因をつかもうと簡単なテストをすることにした。
カレンダーの「9」にAFでピントを合わせて撮影した。
撮影モードの設定はPでISO感度は100、手ぶれ補正はONにした。
カメラ K-S2 f/4.5 1/15秒 ISO100 サイズ M クオリティ ★★★ Shake Reduction ON
上の写真のピントを合わせた部分を等倍切り出しですが、「9」の文字が滲んでいる、ファイルサイズ 4.81MB。
中央の「8」にピントを合わせて撮影した。
シャッタースピードが1/6sec.以外設定は同じ。
「8 2017 August」の文字が滲んでいる。
FUJIFILM X-T1 XF18-55mmF2.8-4R LM OIS 撮影モードPで撮影した。
絞り f3.6 シャッタースピード 1/10sec. ISO200 ファイルサイズ M クオリティ FINE 手振れ補正ON。
ピントは「9」にAFで合わせて撮影した、ファイルサイズ 2.10MB。
上の写真のピントを合わせた部分を等倍切り出し。
「9 仏滅」の文字がわずかに滲んでいる。
同様に「8」にピントを合わせたもの。
上の写真の等倍切り出し。
K-S2 よりは少しはマシか、という程度。
Nikon D200 AF-S18-70mmF3.5-4.5G EDでも撮影した。
撮影モードはPになっていたがISO感度設定がオートになっていたので、f4.2 1/60sec. ISO400 ファイルサイズ M クオリティ FINE。
カレンダーの「9」にAFでピントを合わせて撮影、ファイルサイズ 1.81MB。
上の写真の等倍切り出し。
AF-S18-70mmF3.5-4.5G EDには手振れ補正機能がないが、D200の最低シャッター速度設定が1/60となっていた。
同様に「8」にピントを合わせて撮影
3機種の中では一番しっかり写っている。
リング部分の質感がしっかり出ている。
D200 AF-S18-70mmF3.5-4.5G EDには手振れ補正機能がないのに一番くっきり写っているので、K-S2 のShake Reduction 機構が悪さをしているのではないかと疑って、それをOFFにして、f5.6 1/250 ISOオートにして撮影した。
上の写真の等倍切り出し。
中央の「8」にピントを合わせて撮影した。
上の写真の等倍切り出し。
この程度に写れば納得できるのだ。
シャッタースピードを1/250sec.にしたままでShake ReductionをONにしてブレの原因の詰めをする。
カレンダーの「9」にAFでピントを合わせて撮影。
上の写真の等倍切り出し。
中央の「8」にピントを合わせて撮影。
上の写真の等倍切り出し。
Shake ReductionをONにしても変化はなかった。
ということは、1/250sec.で止まったということは私の撮影時の「手振れ」が原因だったらしい。
補正効果3.5段のShake Reductionでも私の1/10や1/6まではカバーできなかったということ。
それではということで、X-T1を1/125sec.にセットして撮影
しっかり止まってくっきりと写っている。
手振れ補正機能があっても1/60sec.以下は要注意ということ。
K-S2はファインダー像がよく見えてシャッター音も上品で小気味好いため、綺麗に写ると錯覚していたのだろう。
170821 疑ってました