Cameraと散歩

since '140125

190124 韓国「海自機が威嚇飛行」 東シナ海 岩屋防衛相は否定

DSC_4124
’19/01/24付北海道新聞朝刊2面の記事

韓国「海自機が威嚇飛行」
東シナ海 岩屋防衛相は否定


韓国国防省は23日、臨時記者会見を開き、海上自衛隊の哨戒機が東シナ海上で韓国海軍艦艇に高度約60〜70メートル、距離約540メートルまで近づく「威嚇飛行」をしたと抗議した。

同様の事案は1月だけで3回目だとしている。

これに対し岩屋毅防衛相は防衛省で記者団に「(哨戒機は)高度150メートル以上を確保し、適切な運用を行っていた」と述べ、韓国側の事実関係の認識には誤りがあるとの見解を示した。




DSC_4126
韓国海駆逐艦海上自衛隊哨戒機に火器管制レーダーを照射したとされる事件を巡っては、防衛省が「韓国側が事実と異なる主張を繰り返している」として実務者協議の打ち切りを発表。

レーダー問題も解決しない中、日韓防衛当局間の対立がより泥沼化した格好だ。

韓国国防省は、哨戒機が23日午後2時ごろ済州島南方の岩礁離於島イオド付近で艦艇に接近したと発表。

18、22日にも同様の事案があり、日本側に再発防止を求めていたと説明した上で「再び低高度の近接威嚇飛行をしたことは明白な挑発行為であり、日本の底意を疑わざるを得ない」と批判した。

こうした飛行が繰り返されれは「わが軍の対応行動規範に基づき強力に対応していく」とも述べた。



DSC_4128
一方、岩屋氏は「(哨戒機は)国際法規や国内法にのっとって適切な運用を行っていた」として、高度や距離に問題はなかったとの認識を示した

18、22日の事案についても「驚異になるような飛行は行っていない。韓国側にもしっかり伝えている」と述べた。

昨年12月にレーダー照射問題が発生した際は、哨戒機が駆逐艦に対し高度約150メートル、距離約500メートルまで接近した。

問題視する韓国側は謝罪を要求したが、防衛省は適切な高度を保っていたとの立場で「過去に同様の飛行をした際は韓国側から問題提起を受けなかった」と反論している。(佐藤木郎、ソウル 幸坂浩)


190406-190124レーダー照射




DSC_4129
「徴用工」適切対応を
河野氏、康外相に 威嚇飛行でも応酬


ダボス共同】河野太郎外相は23日、スイス・ダボスで韓国の康京和カンギョンファ外相と会談した。

韓国最高裁新日鉄住金に賠償を命じた元徴用工訴訟を巡り、個人請求権の問題は日韓請求権協定によって解決済みだとして、問題解消へ政府間協議の受け入れと韓国政府の適切な早期対応を要請した。

康氏は文在寅ムンジェイン大統領が10日の記者会見で司法判断の尊重を表明したことを踏まえ、同様の主張を繰り返し、平行線をたどった。

韓国国防省が23日、日本の哨戒機などが韓国軍艦艇に抵抗度で接近する「威嚇飛行」をしたと発表したことについて、それぞれが相手への抗議の意を示し応酬となった。

外交当局間で意思疎通を緊密にすることが重要だとの認識では一致した。




DSC_4131
徴用工訴訟で確定判決が出された昨年10月以降、漁師が直接会って話すのは初めて。

河野氏は悪化の一途をたどる両国関係の改善を目指したものの、局面打開に至らなかった形だ

韓国海軍艦艇による自衛隊機への火器管制レーダー照射問題も協議。

康氏は、日本の対応に憂慮を表明。

「両国の国防当局間の協議を通じて早期に解決する必要がある」と述べ、日本が打ち切り方針を決めた実務協議の継続を要請した。

元徴用工問題をめぐって河野氏は、韓国側への対応養成のほか、新日鉄住金に対する資産差し押さえ通知に伴い日本が今月要請した政府間協議に応じるよう促した。

韓国外務省によると、康氏は「韓日関係の未来志向的な発展に向けた努力を阻害することがないよう、両外交当局が知恵を集めていこう」として従来の見解を伝えた。


190406-190124徴用工