201024 米航空図「竹島は日本領」

'20/10/24付北海道新聞朝刊31面の記事

米航空図「竹島は日本領」
　53、54年製の２点発見

公益財団法人「日本国際問題研究所」(東京)は23日、松江市で記者会見を開き、島根県の竹島(韓国名・独島)を日本領と記した米政府の1953、54年作製の航空図2点を、米国立公文書館で発見したと発表した。
竹島は日韓双方が領有権を主張し、韓国が実効支配している。





日本は52年発効のサンフランシスコ平和条約で放棄すべき領土に竹島が含まれなかったとし、領有権を主張。
韓国は「独島に領有権問題は存在しない」としている。
研究所は、航空図が「条約の内容を反映していると考えられる」とした。





調査を担当した島根大の船杉力修准教授(歴史地理学)によると、２点の航空図はいずれも竹島と韓国領・鬱陵島との間に国境線が引かれ、竹島側に「JAPAN」、鬱陵島側に「KOREA」と記載されている。
米空軍が作ったものという。





船杉准教授は「米国が当時、竹島を日本領と認識していたことが確認できる」としている。