Cameraと散歩

since '140125

210125 辺野古に陸自部隊常駐  米軍と15年に極秘合意

PA131235

’21/01/25付北海道新聞朝刊1面の記事

辺野古陸自部隊常駐  米軍と15年に極秘合意

 陸上自衛隊と米海兵隊が、沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブに、陸自の離島防衛部隊「水陸機動団」を常駐させることで2015年、極秘に合意していたことが24日、日米両政府関係者の証言で分かった。
シュワブは、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の移転先として埋め立てが進む辺野古基地と一体運用される。
日米の共同利用が実現すれば沖縄の負担がさらに増え、強い反発が予想される




PA131239

 防衛省全体の決定を経ずに合意されており、背広組の内部部局からは、文民統制(シビリアンコントロール)を逸脱した”陸の独走”との批判もある。
陸自が方針を決めたプロセスも問題になりそうだ
辺野古移設を巡る政府と沖縄県の対立で凍結されているが、陸自は、中国との緊張関係が続く沖縄県尖閣諸島での有事対応を念頭に放棄していない。




PA131240

 関係者によると、18年に長崎県佐世保市相浦駐屯地を拠点に発足した水陸機動団に関し、陸自の中枢、陸上幕僚監部は12年、編成に向けた検討を開始。
団は三つの連隊で構成し一つは尖閣への即応態勢を取るため沖縄に配置すると決めた。
一つの連隊は約650人という。




PA131243

 陸幕幹部は同じ12年からシュワブの現地調査に当たり、米側と交渉。
15年、陸自トップの岩田清文陸上幕僚長が在日米海兵隊のニコルソン司令官(ともに当時)と合意した。
合意後、陸自と米海兵隊が調整し陸自施設の計画図案や給排水計画を作成、関係先に提示した。




PA131244

 シュワブを沖縄配置の最適場所としたのは、機動団の移動手段となる輸送機オスプレイの最大限の発着や水陸両用車の海自輸送艦への搭載が可能で、恒常的に離島防衛の水陸両用作戦を訓練できる環境があるためという。
日米両政府は、沖縄に駐留する海兵隊の多くをグアムなどに移す再編計画に合意しており、陸自は移転に伴う基地の空白を活用し部隊を配置する。



210624-2101251面辺野古に陸自部隊常駐