210221 海自と米仏軍が九州西方で訓練 中国牽制か
’21/02/21付北海道新聞朝刊5面の記事
海自と米仏軍が九州西方で訓練 中国牽制か
海上自衛隊は20日、九州西方の海域で19日に米仏両国の海軍と共同訓練をしたと発表した。
海自からは補給艦「はまな」が参加し、米駆逐艦「カーティス・ウィルバー」、仏フリゲート艦「プレリアル」に補給した。
海自は「相互理解の促進、戦術技量の向上を図った」と説明している。
中国は1日から外国船舶への武器使用を可能とする海警法を施行しており、東シナ海での海洋進出を牽制する狙いもあるとみられる。
英独両国の海軍も今後、太平洋に艦艇を派遣すると表明しており、防衛省は強調して、中国に対抗する方針だ。
政府関係者によると、訓練では、はまなから米仏の艦艇に燃料を補給した。
プレリアルへの補給は、2019年に発効した日仏間の物品役務相互提供協定(ACSA)に基づいた初めての活動となった。
協定では自衛隊と仏軍が物資を融通しあうことができる。