Cameraと散歩

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210930 生べつ村 3の3

IMGR071-15

履 歴 稿    紫 影子  

北海道似湾編
 生べつ村 3の3


 その時自分が取った行動を、雪に無経験であったと言ったことが狼狽えさしたから、と言うことに藉口すれば、それで一応自慰することが可能かもしれないが、その往時を回想しては、「あの時の俺は馬鹿だったなあ。」と、苦笑する以外の何者もないという現実の 私であるのだが、その当時の私は、幾度試みても失敗に終る雪上の登丘に、茫然自失と言った状態にあったので、折角丘上から教えてくれる柴木のある方向へ行こうともせずに、雪上に残した登丘失敗の趾を、只ぼんやりと眺めて見詰て居たものであった。




IMGR071-23

 するとその時、私と同年輩位の少年2人が勢いよく、その雪上を滑りながら私の傍に降りて来た、勿論、その時の2少年は立った儘の姿勢であった。

 「ウム、北海道の子供は、内地の子供ととても違ったところがあるなあ。」と感心したので、「オイ、君達は偉いな、転ばないもんなあ。」と私は言ったんだが、「こんなことは何でもないさ、それよか、こっちさ来いよ。」と、私を柴木の所へ連れて行って、その柴木に次次と手を掛けて、丘上に登ることを教えてくれたことがあった。