アンプが変わるとこうも音が変わるものか。
いつも聞いていたレコードがまるで違うレコードのように新鮮な音場を作り出す。
SONY TA-E555ESAは1991年発売、DENON PMA-1500SEは2010年の発売で20年近くも後に発売されている。
5年ひと昔と言っていたが4昔も違うのだから比較する方が無理か。
ソニーのアンプは、骨太の音をゴリゴリ押し出す力強さがあった。
デンオンのアンプは、繊細な高域と広がりを持った低域で雰囲気を作る。
店長が”明るい音”と評したことが納得できる。
アンプの面構えが、音を象徴的に表している。
ソニーは、黒い顔でいかにも重厚長大な雰囲気であった。
デンオンのアンプは、前面がシャンパンシルバーと呼ばれるような色の仕上げでシュワーっと弾けて広がるような感じである。
リモコン操作を前提にしているのか、スイッチ類が今どの位置にあるのか分かりづらい。
正面からパイロットランプを見るようになっているようだ。
構えて聞くのではなく、BGM的に気楽に聞くようになっているようだ。
スーパーウーハーを入れると、低域も高域もピシッとして同じアンプかと思うくらいに引き締まるのだが、残念ながらとうとうBOSE AM-01IIは完全に壊れてしまったのだ。
170831 DENON PMA-1500SE