'08/10/12の新聞記事から
三浦元社長が自殺 ロス市警 独房で首つり
【ロサンゼルス11日共同】1981年のロサンゼルス銃撃事件で、今年2月に米自治領サイパンで逮捕、拘置され、10日にロサンゼルスに移送された三浦和義・元会社社長(61)=日本では無罪確定=が同日午後9時45分(日本時間11日午後1時45分)ごろ、ロス市警本部の留置場独房で首をつって自殺を図り、まもなく死亡した。
訴追手続きは停止される見込みで、発生から27年を経て異例の展開をたどった事件の真相究明は極めて難しくなった。
ロス市警の発表によると、巡回中に意識不明で発見され、搬送先の病院で死亡が確認された。
シャツを使って首つりを図ったという。
遺書などは現時点で見つかっておらず、自殺の動機は不明。
ロス郡当局が遺体の司法解剖を行い、死因を調べる方針。
ロス銃撃事件
1981年8月、米ロサンゼルス市のホテルで三浦和義元社長の妻一美さん=当時(28)=がホテルの自室で頭を殴られ負傷、同年11月に市内で頭を銃撃され、約1年後に死亡した。
元社長も左足を打たれ、事件後に一美さんの保険金約1億6千万円を受け取った。
警視庁は85年9月、殴打事件の殺人未遂容疑で、88年10月には銃撃事件の殺人容疑で元社長らを逮捕。
元社長は殴打事件で98年、実刑が確定し服役。
銃撃事件では一審は無期懲役だったが、逆転無罪とした二審判決が2003年、最高裁で確定した。
元社長は08年2月、殺人と共謀の容疑で米自治領サイパンで逮捕され、10月にロスに移送された。
081012 三浦元社長が自殺 ロス市警 独房で首つり