Cameraと散歩

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190912 香川県編 幼稚園

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履 歴 稿    紫 影子

香川県
  幼稚園


私が、幼稚園へ入園をした日時については、父の履歴稿に記録されて居ないので、正確なことはわかっていないのだが、明治40年の春ではなかったかと私は思って居る。

母の末の妹に久枝と言う叔母が居たのだが、私達が丸亀へ移った時には、丸亀の高等女学校へ法勲寺村の生家から約8紆の道程を徒歩で通学をして居て、その学級が3年生であったかのように記憶して居るが、その叔母が通学をする道はと言えば、私たちの新居から東へ600米ほど言ったところを南から北へ流れて瀬戸内海へ落ちて居る土器川の堤防づたいで竹藪と松並木の淋しい所ばかりを歩くのであったが、私達が引っ越すと、そうした淋しい道を通学するということが関係して居たのだろうと、現在の私は想像をしているのだが、私達と同居して通学をするようになった。




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私はその叔母を、同居をした日から「姉さん」と呼ぶ父や母を真似て、ずうっと「姉さん」と呼んで居た。

幼稚園へ入園をした日には母が附添ってくれたのであったが、その翌日からは、その姉さんが登校の途中を廻り道をして幼稚園まで送ってくれた。

併し1週間すると、独りで通えると言う自信がついたので、「姉さん、もう俺一人で行けるけん今日から送ってくれんでもええわ。」と私は言ったのだが、「ええからええから。」と言って、姉さんは幼稚園の近くまで毎日送ってくれた。




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それは、或る風雨の日のことであったが、雨傘を風に取られまいとする私が、弱い突風に負けて転倒をした途端に、レースで編んだ袋に容れて右肩から左の腰へ紐で釣下げて居た円形の弁当函が袋から転がり出て水溜に落ちた。

急いで起きあがった私が、慌てて弁当を拾おうとすると、今度は蓋がとれて泥水が中へ這入ったので弁当が滅茶苦茶になってしまったことがあったが、その時姉さんが自分の弁当と交換をしてくれたので、毎日楽しみにして居たお昼の弁当を友達と一緒に食べられたのが、とても嬉しくて未だに私の懐かしい思い出に残って居る。




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幼稚園は、東幼稚園と西幼稚園とが隣合って並んで居たのだが、東西相互の園児達はとても仲好であった。

幼稚園では、唱歌と遊戯、それに手工が毎日の授業であったが、私達園児が先生と呼んで居た保姆さんが二人と老年夫婦の小使さん、そして私達園児の数は二つの教室に別れて40人程が居たように私は記憶をして居る。

幸い授業の総てが好きであったので、先生に可愛がられたことも懐しい想い出の一つとなって残って居る。



190714 輸出規制強化  日韓 泥仕合の様相  世論意識、長期化は必至

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’19/07/14付北海道新聞朝刊4面の記事

輸出規制強化
日韓 泥仕合の様相
世論意識、長期化は必至


日本の輸出規制強化に対し、韓国政府は即時撤回を求め、徹底抗戦の構えを崩さない。

東京で12日に開かれた事務レベル会合を巡っても、会合翌日に双方の担当課長クラスが記者会見などを開いて相手国の説明を否定し合う泥仕合の様相を呈し、むしろ不信感が強まった

日本は参院選のまっただ中で、韓国では日本の植民地支配からの解放を記念する「光復節」が8月15日に控える。

それぞれ世論を意識する両国が早期に歩み寄るのは難しい情勢で、対立の長期化は避けられそうにない。




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事務レベル会合に出席した韓国政府当局者は13日、日本側の発表には「事実と異なる点がある」と反論した。

経済産業省による説明は30分にとどまったのに対し、4時間以上にわたって韓国側の立場を伝えたとして「単なる説明会ではなく協議だ」と強調。

会合の趣旨といった入口論から日韓に認識の差があることが再び露呈した。

帰国直前になって報道陣の取材に応じた韓国当局者は、項目ごとに日本への反論を列挙。

当局者間の追加協議を早期に開くよう改めて求め、一歩も譲らない構えだ。

対する経産省も13日の記者会見で、韓国側が会合の中身について「合意以上のことを発言し遺憾だ」と”信義違反”を訴えた。

23、24日にジュネーブで開かれる世界貿易機関WTO)での一般理事会では、この問題を巡って本格的な議論が始まるが、対話の糸口は見えそうもない




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今月4日に始まった半導体材料を対象とする輸出規制強化は、サムスン電子の株価が一時下落したものの持ち直すなど、現時点では韓国経済への影響は限定的だ。

ただ、対象3品目以外も8月中に輸出手続きの優遇措置が除外される見通しで、企業への実害がで始めれば、韓国側のいっそう強い反発が予想される。

韓国では来年4月、文在寅政権が国会の議席過半数獲得を目指す総選挙が予定されている。

韓国人元徴用工訴訟を巡って日本が求めている仲裁委員会開催の回答期限も今月18日に迫っており、韓国内の世論を意識すると日本への譲歩ととられる政策には動きづらい。

両政府の不信の連鎖に収束の兆候がない中、韓国の日韓関係の専門家からは、経済などの利益を優先した「実用外交」に切り替えて、まずは文政権から解決策を提示すべきだとの声も出ている。(ソウル共同)



190909-190714日韓泥仕合P9087533 (1)

190714 韓国反論「撤回要請した」  輸出規制 日本は再び否定

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’19/07/14付北海道新聞朝刊1面の記事

韓国反論「撤回要請した」
輸出規制 日本は再び否定


韓国に対する日本の輸出規制強化に関する12日の日韓事務レベル会合を巡って、日韓当局が13日、批判の応酬を繰り広げた。

韓国側から撤回要求はなかったと日本が説明したことに対し、韓国側は「撤回を要請した」と反論。

一方の日本側は「問題提起は受けたが撤回用線は受けていない」と説明した。

関係改善の糸口を探る当局間の調整で隔たりがさらに深まり、両国関係は泥沼の様相を呈している




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会合に出席した韓国政府の貿易管理担当者は13日、帰国前に羽田空港で記者団の取材に応じ、「措置に対する遺憾を表明し、原状回復、つまり撤回を要請した」と発言。

輸出規制の強化は安全保障上の自国内の制度の見直しで、国際的なルールである世界貿易機関WTO)違反には当たらないとする日本側の主張について「韓国側は理解も納得も同意もできないと強く言った」と語った。

さらに約5時間半の会合のうち、韓国側が4時間以上たちはの説明や反論をしたと強調。

「単なる説明会ではなく協議だ」と述べた。




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韓国側の発表を受け経済産業省は急遽会見を開き、反論を聞く協議の場ではなく、事実確認のための説明会の場だったと主張。

韓国側が合意した発表内容以上のことを語ったことは信頼関係に影響を与えるもので「非常に遺憾だ」として、在日韓国大使館を通じて韓国政府に抗議した。

日本側は韓国側の問題提起は説明の場という趣旨を超えた発言で正式な撤回要請として受け入れない構えだ。

経産省は、韓国側から24日までに次回会合の開催要請があったことを明らかにしたが、開催するかどうかについては「わからない」と述べた。  (上野香織)



190907-190714韓国反論撤回要請