Cameraと散歩

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150929 「安保法案」子どもも考えて 2-2

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’15/08/29 道新こども新聞 週刊まなぶん の記事

「安保法案」子どもも考えて 2-2
大学の先生の文章 わかりやすく書き直し


わたしの「やめて」


くにと くにの けんかを せんそうと いいます

せんそうは「ぼくが ころされないように さきに ころすんだ」という
だれかの いいわけで はじまります
せんそうは ひとごろしの どうぐを うる おみせを もうけさせます
せんそうは はじまると だれにも とめられません

せんそうは はじめるのは かんたんだけど おわるのは むずかしい
せんそうは へいたいさんも おとしよりも こどもも くるしめます
せんそうは てや あしを ちぎり こころも ひきさきます

わたしの こころは わたしのもの
だれかに あやつられたくない
わたしの いのちは わたしのもの
だれかの どうぐに なりたくない

うみが ひろいのは ひとをころす きちを つくるためじゃない
そらが たかいのは ひとをころす ひこうきが とぶためしゃない

げんこつで ひとを きずつけて えらそうに いばっているよりも
こころを はたらかせて きずをつけられた ひとを はげましたい

がっこうで まなぶのは ひとごろしの どうぐを つくるためじゃない
がっこうで まなぶのは おかねもうけの ためじゃない
がっこうで まなぶのは だれかの いいなりに なるためじゃない

じぶんや みんなの いのちを だいじにして
いつも すきなことを かんがえたり おはなししたり したい
でも せいそうは それを じゃまするんだ

だから
せんそうを はじめようとする ひとたちに
わたしは おおきなこえで「やめて」というんだ