飯島勲内閣参与の激辛インテリジェンス
従軍慰安婦問題 韓国のアキレス腱
安倍晋三首相が再登板してから初の日韓首脳会談がやっと実現してさ。
まぁ、中国が経済の減速も手伝って対日関係の改善に動き出したし、韓国も結局はそれに追随するという首相の読み通りの展開なんだよな。
ところで、首脳会談でのやり取りを受けて、懸案の従軍慰安婦問題を巡って外務省同士の局長級協議も始まったよね。
何だか、新たな妥協点を探る、年内にも何とか、みたいな報道も盛んだけど、とんでもないぜ。
日本も過去について反省すべきは、きちんと反省すべきよ。
だけど、韓国が何でそこまで一方的に日本を責めるの?
そんな資格あるのかと言いたいね。
時はベトナム戦争よ。
1964〜73年にかけて、韓国軍は31万2853人が現地に派遣されたんだよな。
司令部は当時の南ベトナムの首都サイゴン(現ホーチミン)に置かれたけど、白馬、青龍、猛虎など勇ましい名前の様々な部隊が各地域で活動していたわけさ。
中でもひどい事件の第一は、66年12月3日から6日にかけて起きた虐殺事件よ。
クアンガイ省のビンホア村という地域で、430人のベトナム人が韓国兵に殺害されたなんて、読者諸兄もまず知らないだろ?
「ビンホア大虐殺」と呼ばれるこの事件では、このうち269人は女性で、21日の妊婦、お年寄りや子供も多数いたんだぜ。
何と言っても痛ましいのは、12人の女性は死ぬまで強姦され続けたっていうからね。
これに先立つ66年の2月26日にもトンデモない虐殺事件が発生しててさ。
中南部のビンディン省タイソン郡での出来事よ。
韓国軍は1時間のうちに380人余りを虐殺し、多数の女性を残忍にもレイプして、殺してしまったんだからね。
対韓感情悪化の根源
韓国によって日本軍の従軍慰安婦のことばかりがクローズアップされてぶったたかれているけど、こんな愚行を繰り返したベトナム相手に胸張って言えるの?
ベトナムは戦時中は日本に占領されて大東亞共栄圏の一部だったけどさ。
日本が敗戦したがゆえに、旧宗主国のフランスとその後に激しい戦いを経て独立するきっかけをつかんだわけだからね。
ベトナム戦争時代の蛮行もあって、対韓国より対日感情の方がよっぽどいいんだから。
それに、同じ戦争中の日本の振る舞いでも、米国と戦った太平洋地域では、評価ががらりと違うからさ。
太平洋の多くの島嶼国には今でも親日的な国が目立つだろう。
なぜだか分かる?
米国とドンパチ始める前に、日本は現地住民をちゃんと避難させていたからだよ。
小泉純一郎元首相が最初に厚生大臣を務めた時に、戦時中の遺骨収集が任務で、パプアニューギニアまでお供したことがあってね。
現地で「実際のところ、日本軍はどうだったんだ」と質問してみたのよ。
何と延べ22万人の日本兵がパプアニューギニアに送り込まれたというけど「どんなに酒に酔っ払っても、婦女暴行は1件も起きなかった。ただの1人にも危害は加えなかった」と聞かされてさ。
ヘえーと思ったなあ。
だから、いまだに日本をリスペクトしているし、親日国家の代表選手だよね。
いやー、こうやって歴史を新たな目でチェックしてみると、つくづくベトナム戦争時の韓国はとんでもなかったと思うぜ。
オレのインテリジェンスでは続々とスジの悪い韓国ネタが上がってきてるな。
局長級協議は毅然として頼むぜ。
'15/11/26の週刊文春より