Cameraと散歩

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変見自在

160719 杉浦信之の愚

変見自在 高山正之 杉浦信之の愚 今は死語となったユーゴスラビアは「南のスラブ」ほどの意味を持つ。 その言葉が示すようにここはロシア人などと同種のスラブ人の国だった。 それが「二つの文字」を使い「四つの言葉」を語り「六つの共和国」に分かれて辛辣…

160712 東のイスラム国

変見自在 高山正之 東のイスラム国 邦人2人に次ぎヨルダン軍パイロットを焼殺したイスラム国について安倍首相は「非道」と言った。 非道の一つは「捕虜は殺さない」ルールの違反だ。 このルールは南北戦争をきっかけに生まれた。 だいたい米国はそれまでの…

160615 ネロは偉かった

変見自在 高山正之 ネロは偉かった ローマ帝国は宗教に寛大だった。 だいたいローマ人の祖からしてギリシャ神話の美の女神アフロディティの息子アエネアスで、トロイ戦争に負けて海を渡ってローマにきたことになっている。 だからローマはギリシャの神々をそ…

160611 カストロの矜持

変見自在 高山正之 カストロの矜持 「1511年、スペイン人はキューバに渡った」とラス・カサスは著書『インディアスの破壊についての簡潔な報告』で、この島の悲劇を書き起こしている。 スペイン人は黄金を求めて民を殺しまくり、部族の王は両足の先をとろ火…

160608 転んでいいとも

変見自在 高山正行 転んでいいとも 戦前、白人たちはインドからこっち仏印、香港に至るまで支配し、民と資源を力ずくで搾取してきた。 仏印では民が自由を求めると戦闘機を飛ばして機銃掃射を浴びせた。 フィリピンでは米軍が独立を叫ぶ者を捕え、泥水を5ガ…

160524 21万個のお握り

変見自在 高山正之 21万個のお握り マッカーサーは本当に臆病者だった。 日本軍がリンガエン湾に上陸したと聞くとすぐマニラを捨て、バターン半島の先のコレヒドール島に逃げ込んだ。 半島には幾重も防塁が備えられ、米軍の盾となるフィリピン軍が6万、米兵…