190418 徴用工像設置場所 市民会議で決定へ
’19/04/18付北海道新聞朝刊9面の記事
徴用工像設置場所 市民会議で決定へ 韓国の労働者団体
【ソウル幸坂浩】日本植民地時代に朝鮮半島から徴用された労働者を象徴する像を釜山の日本総領事館前に設置することを目指している韓国労働者団体は17日、新たにつくる釜山市民の会議で設置場所を決めると発表した。
5月1日までに像の設置を目指すという。
行政手続き上の理由から総領事館前への設置に反対してきた市側と合意した。
今後、団体と市議会が詳細を協議し「市民100人円卓会議」を開く。
仮に設置場所が総領事館前に決まれば、日本政府が強く反発するのは必至だ。
難しい議題を扱うため「会議の構成自体が容易ではない」(聯合ニュース)との指摘もある。
団体は昨年4月末以降、労働者像の総領事館前への設置を2度試みたが、いずれも韓国警察隊に阻止された。
像は総領事館周辺の歩道に置かれていたが、市は不法設置物だとして今月12日に強制撤去し、団体が抗議していた。