'20/06/04付北海道新聞朝刊8面の記事
慰安婦施設の所長を「解雇」
寄付金流用疑惑
【ソウル共同】韓国・京畿道広州にある元従軍慰安婦の女性らが生活する支援施設「ナヌムの家」で、入居者のために寄付金が使われていないと職員が内部告発したことを受け、施設の安信権所長が辞表を提出し受理されたことが3日、分かった。
施設を運営する社会福祉法人の弁護士は「事実上の懲戒解雇」に相当するとしている。
2日に法人が懲戒委員会を開き、所長辞職を決めた。
安氏は、後任が採用されるまでは無報酬で施設に勤務する意向も示している。
告発した職員は、法人の施設の運用方針にも問題があるとみて「解雇はトカゲのしっぽ切りにすぎない」と批判している。
職員は告発で、昨年寄せられた約25億ウォン(約2億2千万円)の寄付のうち入居者に使われたのは6400万ウォンだけで、法人は60億ウォン以上の不動産と70億ウォン超の現金を蓄財したと指摘し、法人側に横領等の疑いがあるとしている。
200604 慰安婦施設の所長を「解雇」 寄付金流用疑惑