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210219 中国覇権主義を牽制  日米豪印外相が電話会合

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’21/02/19付北海道新聞朝刊5面の記事

中国覇権主義を牽制
 日米豪印外相が電話会合


 日本と米国、オーストラリア、インドの4カ国外相は18日夜、電話会合を開き、中国の力による一方的な現状変更の試みに強く反対する方針で一致した。
東・南シナ海での覇権主義的な動きを牽制した形。
ミャンマーでの軍事クーデターに関し、民主的な政治体制の早期回復が必要だとの認識を共有した。
茂木敏充外相は会合で、外国船舶への武器使用を認めた中国海警法 に深刻な懸念を表明した。




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 茂木氏はミャンマー情勢に関し、国軍にアウン・サン・スー・チー氏らの解放を強く求めていると説明した。
4外相は「自由で開かれたインド太平洋」構想の実現へ、東南アジア諸国連合(ASEAN)や欧州各国と連携を深めると確認。
北朝鮮情勢についても協議し、新型コロナウイルス対策や気候変動問題での協力について議論した。

 日米豪印の外相会合は昨年10月に東京で開催して以来で、今年1月のバイデン米政権発足後は初めて。
主催国の米国は、4カ国による初の首脳会合開催を打診している。
会合には茂木氏とブリンケン米国務長官、オーストラリアのペイン外相、インドのジャイシャンカル外相が出席し、約1時間半行われた。

 日本は、軍事力を拡張する中国を見据え、民主主義や法の支配といった基本的価値を共有する4カ国の枠組みを重視。
バイデン大統領も1月末の菅義偉首相との初の電話首脳会談で、日本がトランプ前政権と進めてきたインド太平洋構想を推進すると申し合わせた。



210804-210219 5面中国覇権主義を牽制