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081024 マグロ漁獲規制強化へ  フィリピンなど6カ国計画策定で合意

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’08/10/24 付朝刊記事から

マグロ漁獲規制強化へ
 フィリピンなど6カ国計画策定で合意


 【マニラ23日共同】東南アジアとオセアニアにまたがる海域の沿岸6カ国は23日、マニラで高級事務レベル会合を開催、マグロなどの海洋資源を保護するため、漁獲規制強化に向け行動計画を策定することで基本合意した。
来年5月の首脳会議で採択を目指す。

 同海域は「コーラルトライアングル」と呼ばれ、豊かな生態系で知られる。
日本が大量消費するメバチマグロの主要漁場で、漁獲規制の強化は日本の消費にも影響しそうだ

 6カ国はフィリピン、インドネシア、マレーシア、パプアニューギニア東ティモールソロモン諸島





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 共同通信が入手した行動計画案によると、乱獲や気候変動などによって漁業資源が激減する恐れがあるとし、特にマグロについては、資源管理のための委員会を新設、国別の漁獲規制などを検討する。

 世界自然保護基金(WWF)によると、2005年のメバチマグロの漁獲量は日本が最多。
輸入量も多く、最大の消費国となっている。
大西洋と地中海では高級品のクロマグロが激減、漁獲規制も強まっており、各国のマグロ漁船がコーラルトライアングルに操業の場を移す懸念がある

 会合当局者によると、コーラルトライアングルには、世界のサンゴ礁の約3分の1が集中する。




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コーラルトライアングル
 南西太平洋からセレベス海、ソロモン海などにかけての約570万平方キロの海域を指し、直訳すると「サンゴの三角形」。
総面積は日本の15倍以上に相当する。
メバチマグロをはじめとする、さまざまな魚の好漁場になっており、世界自然保護基金(WWF)によると、サンゴ礁を形成する600種以上のサンゴや、約3000種の魚類が生息する。 (共同)