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081103 パナソニック 三洋を来春子会社化

IMGM0205-18

081103の朝刊記事から

パナソニック 三洋を来春子会社化
 TOBで全株取得も


 パナソニックが、来週をめどに三洋電気を子会社化することで、両社首脳が大筋合意したことが2日、明らかになった。
パナソニックは完全子会社化も視野に入れている。
国内電機メーカー同士の初の大型再編がほぼ確実となった。
今週後半にも正式発表する。

 パナソニックは連休明けにも三洋の資産査定に着手。
普通株に換算して発行済み株式の約7割に相当する優先株保有する、米金融大手ゴールドマン・サックスグループなど金融三社と価格交渉を本格化させる。

 パナソニックによる三洋の子会社化の方向性が固まったことで、売上高の単純合算で11兆円を超える国内電機最大の企業グループが誕生し、電機業界の勢力図が大きく塗り変わる。
激しい国際競争での生き残りを懸けた再編の動きに一段と弾みがつきそうだ。




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 パナソニックは、三洋株の株式公開買い付け(TOB)を実施する方針で、金融三社以外が保有する株式もすべて取得し、完全子会社にしたい考え。
より一体的な経営ができることから、事業面で相乗効果が出しやすいと判断したとみられる。

 複数の関係者によると、両社首脳がこれまでに数度会談し、パナソニックが三洋の経営の自主性を尊重することで合意。
三洋の社名やブランドを残すことや約十万人の従業員の雇用は維持する方向で協議を進める見通し。

 金融三社が三洋株を取得した価格は、普通株に換算すると1株当たり70円。
一方、三洋株の時価は145円(先週末の東証終値)で、今後の価格交渉では三洋の企業価値をどう算定するかが焦点となる。